7月は愛媛でブース出展・期間限定店頭販売【猫舌堂の食堂から〜第50号〜】

7月は愛媛でブース出展・期間限定店頭販売【猫舌堂の食堂から〜第50号〜】

2024 ⁄ 06 ⁄ 28

   

 

 

 

其の一 6月14日・15日「第29回日本緩和医療学会学術大会 第37回日本サイコオンコロジー学会総会 合同学術大会」ポスター発表報告 

6月14日(金)・15日(土)、神戸コンベンションセンターにて開催された「第29回日本緩和医療学会学術大会 第37回日本サイコオンコロジー学会総会 合同学術大会」 にて、4演題のポスター発表をさせていただきました。

【演題1】 「見たい聞きたい話したい」の場「オンラインランチ会『おしゃべり庵』」の開催が目指す「人と人、社会とのつながりを感じるきっかけとなるコミュニティ」づくりに向けて

【演題2】 「イイサジーカトラリー」が生み出す自分らしく生きられる世の中に向けて
~ピアメイド(「同じ悩み・課題を抱える仲間たちによるデザイン」)にあふれる世の中を目指す~

【演題3】 「食べること」を通じ、同じ時間の共有・体験が生み出す「病気になっても生きやすい社会」の実現
~がん経験者と食品メーカー・歯科医師との体験型交流会共同開催を経て~

【演題4】 「見たい・聞きたい・話したい」の循環を意識した関わりが人の進化成長を促し、緩和ケアの一助となる取り組み

当日は、柴田・高橋それぞれ2演題ずつをイイサジースプーンを片手に活動発表。 

▲リハサール中の柴田と高橋(発表前日6月14日)

発表を聴いてくださった方からは、

「ほかにはない視点」
「オンラインランチ会にはどのようながん種の方が参加されていますか」
「イイサジースプーンにとても関心を持ちました」
といったお声をいただきました。

他の方の発表を聴かせていただいたり、ポスターを拝見する中で、医療現場だからこその視点や気づきを感じさせていただくと同時に、医療現場からは見えづらい「生活」からの悩みや課題を猫舌堂だからこそ、届けていけるよう、これからも取り組んでいきたいと感じた2日間でした。

大会でご縁をいただきましたみなさま、ご参加いただきましたみなさま、応援いただきましたみなさま、ありがとうございました。

準備していた「猫舌堂紹介ツール」も初日にすべてなくなり、急遽追加で印刷対応。
2日目も多くの方がツールを手に取ってくださり、こうして猫舌堂のことを知っていただけることに大変嬉しく、あらためて深く感謝申し上げます。

 

其の二 いよてつ髙島屋(愛媛)に期間限定出店【7月17日~23日】

オンラインストア にてお取り扱いいただいているいよてつ髙島屋さま。
前回の店頭販売会【2024年4月17日(水)~23日(火)】に続き、7月も期間限定【7月17日(水)~23日(火)】で出店させていただきます!

 

食べづらさを経験したからこそ、徹底的にこだわった「機能性」と「デザイン性」。
それは、あなたも わたしも 心地よく使える「ユニバーサルデザイン」。

「薄い 平たい 小さい 軽い」設計が特徴の「いいさじかげん」なイイサジーカトラリー。
新潟県燕市の職人さんと1mm単位まで徹底的にこだわった機能性とデザイン性が生み出すストレスフリーなカトラリー。

薄い「薄口のビールグラスのような極上のなめらかさ」
平たい「くちびるに引っ掛からず すぅーっと引き抜ける」
小さい「ひと口ずつ じっくり味わえる。口元を汚すことなく食べられる」

猫舌堂のコンセプトは「生きることは食べること」。
がんや麻痺などによって食べることに悩みを経験した仲間が開発したユニバーサルデザインのオリジナルカトラリー。

経験して初めて気付く視点。それは繊細で大切な視点。
だからこそ、小さなお子さまからご高齢の方まで、だれにとってもやさしいのです。
そんなユニバーサルデザインのイイサジーカトラリー。
ぜひ、この機会に実際に手に取っていただけると幸いです。


▼いよてつ髙島屋さまHP(リビングフロア)
https://www.iyotetsu-takashimaya.co.jp/pickup/next/7living/index.html

 

其の三 「第35回日本嚥下障害臨床研究会」ブース出展【7月20日・21日】

7月20日(土)・21日(日)、道後温泉 にぎたつ会館(愛媛県松山市)にて開催される「第35回日本嚥下障害臨床研究会」へ、猫舌堂がブース出展させていただきます。

全国各地から、医療従事者・専門職のみなさまが集まられる研究会にて、猫舌堂の取り組みやイイサジーカトラリーのことをおひとりでも多くの方に知っていただき、食べづらさを抱えていらっしゃる方にとっての一助になっていくことができましたら幸いです。

 

 

其の四 5月18日「リアルおしゃべり庵」開催報告

5月18日(土)、国立がん研究センター 築地キャンパスにて開催された「希少がんコミュニティオープンデー2024」にて、「リアルおしゃべり庵」を開催いたしました。

 

当日は、主に頭頸部がんの治療経験のある方とご家族の計5名の方がご参加くださいました。
それぞれが、お昼ごはんを持ち寄り、一緒にお昼のひとときを過ごしました。

▲それぞれが持って来られたお昼ごはん。パスタ・サンドイッチ・ヨーグルトなど

 

参加された方からのお声を一部紹介します。

  • ずっと引きこもっていたが、同じ病気の仲間と出会えたことで勇気が出た。
  • 情報がなく暗い気持ちでいたとき、同じような経験をした人の話を聞いて、しかも明るく笑って話される姿をみて、こんな状況でも笑えるんだ、「ひとりじゃない」「大丈夫かも」と思え、とても勇気をもらった。
  • 人と話す機会が減って、気持ちが塞いでしまうことがあるが話せることで気が紛れる。
  • イベントに一人参戦でも、おしゃべり庵のおかげでとても楽しかった。
  • 新しい出会いもありランチ会盛り上がりましたよね。参加してよかったです。
  • たくさん皆さんとお話しできてとても楽しかったです!


それぞれの日常生活の状況や悩みなど、話題は尽きることなくあっという間におしゃべり庵は終了しました。
オンラインもいいけれど、リアルに会って一緒に食事の時間を過ごす空間があってこそ、より「ひとりじゃない」と感じられるのではないかと思っております。

さて、次はどこでリアルおしゃべり庵を開催しましょうかね〜

 

★Thanks Voice★ お客様からいただいたお声をご紹介!

猫舌堂商品をご購入くださったお客様よりいただいたお声を紹介させていただく「Thanks Voice」。
イイサジーから「おいしいね」の笑顔がつながっていくことができましたら幸いです。
お声を届けてくださるみなさま、いつもありがとうございます!

 

ご購入商品:iisazy spoon & fork set 揃-soroi-

「食べ物の味が変わる!」
私は開口障害と嚥下障害、送り込み機能の低下がある寝たきり患者です。寝たきりになってから今まで、介護用スプーンやシリコンスプーンを使ってきました。特に不自由なく、むしろ使いやすいと思って愛用していたのですが、猫舌堂さんのスプーンを使ってみてびっくり!
唇に抵抗なくすっと入ってきて、素材の味が濃く感じられます★
幅が狭いので口周りが汚れることも無く綺麗なままで、今までの押し込んでいた感じとは全然違うことに感動しました!
特に体調を崩していて、頑張って食べないとと使命感のような感覚で食事をしていた時期だったので、感動もひとしおで、久しぶりに食べ物を美味しいと思えた瞬間でした!
同じきざみやとろみ加工がしてあっても、介護食じやなくて普通食を食べている感覚になるのが不思議です。
完全に個人の感想ですが、食事の質がワンランク上がる感じ!
猫舌堂さんのHPのレビューを見ると、子どもさんも可愛いスプーンよりもこちらを好んで使うと書いてあったので、言葉では言い表せない心地よさや美味しさが伝わるんだろうなぁと納得しました(*^^*)
大きい口で一気にたくさんモグモグしたい方には不向きかもしれないですが、それ以外の方は誰でも使える品だと思います。
介護用じゃないのも嬉しいポイントです。

 

 

今月も猫舌堂の食堂にお付き合いいただきましてありがとうございました。

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