おおむね生後5ヶ月あたりから始まる離乳食。
離乳食用のスプーンは形や素材などもさまざまで、どのスプーンがいいのか迷っていませんか。
この記事では、スプーンの選び方にあわせて、おすすめの離乳食スプーンを10個紹介しています。
離乳食スプーン選びの参考になれば幸いです♪
離乳食スプーンは「素材」「成長時期」「機能」で選ぶ
離乳食スプーンは、パパママが赤ちゃんに食べさせてあげるための「フィーディングスプーン」と、赤ちゃんが自分で持つスプーンの、2種類に分けられます。
離乳食スプーン選びに正解はありません。
パパママはどのスプーンが扱いやすいか、赤ちゃんがどんなスプーンを気に入るかは、ご家庭によってそれぞれです。
ここでは、離乳食スプーンの選び方を素材・成長時期・機能の3つに分けて紹介します。
それぞれのご家庭で重視したいポイントと照らし合わせて、ぴったりのスプーンを見つけてくださいね。
①スプーンの素材で選ぶ
離乳食スプーンの素材には、シリコン製・プラスチック製・木製・ステンレス製の、主に4つの種類があります。
ここでは、それぞれの特徴やメリットに加え、デメリットまで詳しく紹介するので、離乳食スプーン選びの参考にしてみてくださいね。
■シリコン製はやわらかく、温度を伝えにくい
【特徴・メリット】
シリコンでできた離乳食スプーンは、やわらかく、食べものの温度が伝わりにくいのが特徴です。
そのため、感覚が敏感な赤ちゃんにもやさしく使えます。
また、やけどをしにくい素材なので、離乳食に慣れていないパパママはシリコン製のスプーンから始めると、安心でしょう。
【デメリット】
デメリットとしては、やわらかすぎると食材をつぶせない点が挙げられます。
離乳食が進み、固形の食材が増えた時期には、少々使いづらいかもしれません。
【おすすめ商品】
なにげないけどすごいスプーン:marna種類:フィーディングスプーン
硬度の違う2種類のシリコン製。
やわらかい素材なので、口に入れたときの感触がやさしいスプーンです。
また、乾燥機が使える仕様にもなっています。
かわいいお顔のデザインで、離乳食の時間が楽しくなりそうですね♪
■プラスチック製は軽くて丈夫
【特徴・メリット】
プラスチック製のスプーンは、軽くて丈夫な上に、比較的値段が安いのが特徴です。
シリコン製と比べるとかたいですが、口あたりはなめらかなので、赤ちゃんも食べやすいスプーンでしょう。
赤ちゃんが自分でスプーンをつかむようになると、スプーンを振り回したり、投げて床に落とす、なんてことは日常茶飯事ですが、軽くて丈夫なプラスチック製スプーンなら安心です。
【デメリット】
デメリットは、歯がはえてきた赤ちゃんが噛んでしまうと、傷がついて雑菌が繁殖しやすくなる点です。
赤ちゃんがよくスプーンをカミカミするというご家庭は、こまめな消毒を心がけるといいかもしれません。
また、淡色のプラスチック製スプーンは色移りしやすいというデメリットもあります。
【おすすめ商品】
おでかけランチくん 離乳食スプーンセット(ケース付):リッチェル
種類:フィーディングスプーン
赤ちゃんの口元がよく見えるように、持ち手部分がなみなみの形状になっています。
カラフルなカラーで、食卓をあざやかに彩りそうです♪
■木製は自然な風合いで口あたりがやさしい
【特徴・メリット】
木でできたスプーンは、自然でおしゃれな風合いと、木製特有のやさしい口あたりが特徴です。
見た目がいいスプーンが多いので、離乳食の時間がより楽しくなるかもしれません。
ただし、木製スプーンの中にはツヤ出しの塗料が塗られている場合もあるので、事前に確認するといいでしょう。
【デメリット】
デメリットは、プラスチック製スプーンと同様に、噛んでしまうと雑菌が繁殖しやすい点です。
竹素材のスプーンは抗菌性に比較的すぐれているので、衛生面が気になる方は竹素材のものもチェックしてみてくださいね。
【おすすめ商品】
わっかのカトラリー2本セット:アグニー
種類:赤ちゃんが自分で持つスプーン
天然の孟宗竹(もくそうちく)を、職人さんが加工して作ったスプーンとフォークです。
わっかの形は、「赤ちゃんのいい縁が繋がっていきますように」という思いが込められているそう...。
また、塗装も天然緑茶成分配合の塗料を使っていたりなど、こだわりのつまったカトラリーです。
■ステンレス製は衛生的で耐久性も◎
【特徴・メリット】
ステンレス製のスプーンの特徴は、熱湯消毒ができて衛生的に使え、耐久性に優れていることです。
洗いやすく、清潔に長く使えるので、パパママにも嬉しいスプーンでしょう。
赤ちゃんがカミカミしても、傷がつきにくいのもポイントです。
【デメリット】
デメリットは、熱を伝えやすい素材なので、赤ちゃんの口に食べものの温度が直接伝わりやすい点です。
口の中の違和感で、最初は嫌がってしまう赤ちゃんもいるかもしれないので、離乳食に慣れたころから使い始めるといいでしょう。
【おすすめ商品】
種類:フィーディングスプーン
がんや麻痺などによって食べることに苦痛を経験した方々が、食べる喜びを取り戻すきっかけを作りたい。そんな思いから看護師やがん経験者のメンバーによってオープンしたのが猫舌堂です。
猫舌堂のオリジナルカトラリー「iisazy (イイサジー)」は、「口を開きづらい」「一度にたくさん口に入れられない」など、食べることの悩みに寄り添って設計されています。
口の中に入る部分は1mm単位で削りだし、口の中で感じる微妙なズレを何度も改善しながら開発しました。
素材も、高品質でさびにくいステンレス18-8製です。
そんなiisazyは、赤ちゃんの小さなお口にもやさしく使える仕様になっています。
生きることは食べること。
食べることは生きること。
家族や大切な人との食事がもっと楽しくなるカトラリー。
どなたにとっても使いやすいユニバーサルデザインなので、離乳食を食べる赤ちゃんだけでなく、パパやママの普段使いにもフィットします。
「くちびるが感動する」体験をぜひお試しください。
■iisazy スプーン(左)
一般的なスプーンは厚みと角度があるため、口に入れて引き抜くときに上くちびるに「ガチッ」と当たってしまいます。iisazyは薄く平たい設計なので、口が開きづらいかたやお口の小さい赤ちゃんでも、口から「すぅー-っ」と引き抜けます。
■iisazyフォーク(右)
iisazyスプーン同様、薄く平たい設計です。歯の先端が丸みを帯びているので、口当たりがやさしく、赤ちゃんにも安心してお使いいただけます。
②赤ちゃんの成長に合わせて選ぶ
離乳食は、赤ちゃんの成長時期に合わせて、初期・中期・後期・完了期の4つに分けられます。赤ちゃんの成長に合わせたスプーン選びのポイントは、以下の通りです。
- 初期(生後5〜6ヶ月)は、口に入りやすい細長いものを
- 中期(生後7〜8ヶ月)は、ある程度深さのあるものを
- 後期(生後9〜10ヶ月)は、赤ちゃんの様子を見てスプーンを使い分ける
- 完了期(1歳前後)になったら、赤ちゃんがしっかり握れる太くて短めのものを
ここからは、それぞれの時期について詳しく解説します。
離乳食の進めかたは、赤ちゃんの性格や成長によってひとりひとり違います。
性格や体調、その日の気分によって、食べない日もあれば、急に食べるようになったということもあります。
離乳食は、赤ちゃんの様子に合わせて焦らず楽しみながら進めましょう。
■初期(生後5〜6ヶ月)はスプーンに慣れるために、口に入りやすい細長いものを
この時期は、赤ちゃんにとっても、パパママにとっても、初めての離乳食です。
まずは、パパママが持ちやすく、食べものを口に運びやすいように持ち手が細長いものを選びましょう。
離乳食の初期は、赤ちゃんの様子や食べさせる量に気をつけたいので、スプーンの先端が小さくて口に入りやすいものがいいでしょう。
目安として、赤ちゃんの口の幅の半分ぐらいの大きさのものを選ぶといいですよ。
赤ちゃんがスプーンに苦手意識を持たないようにするためにも、食べやすい形状のスプーンを選びましょう♪
【おすすめ商品】
ベビーレーベル フィーディングスプーン ケース付C:コンビ
種類:フィーディングスプーン
持ち手が長くて食べさせやすい、プラスチック製のスプーン。
先端部分がやわらかく作られているので、赤ちゃんのお口にやさしい口あたりです。
また、ケース付きで持ち運べるのもうれしいポイントですね。
■中期(生後7〜8ヶ月)は食べる量が増えるのにあわせて、ある程度深さのあるものを
この時期は、だんだんと赤ちゃんが食べる量も増えてきます。
これにあわせて、スプーンの先端や深さがひとまわり大きいものを選ぶといいでしょう。
サイズの目安として、赤ちゃんの口にすっぽりと入るぐらいのものが、食べやすくておすすめですよ。
【おすすめ商品】
離乳食スプーン:ののじ
種類:フィーディングスプーン
なめらかな口あたりの「フチ」付き先端が、赤ちゃんのくちびるにフィットするデザインです。
ゆるやかにカーブした持ち手は、人間工学に基づいた曲線で、指先で「すくって」「食べさせる」お母さんの一連の動作をスムーズに補助します。
また、ステンレス製に加えてミラー仕上げを施しているため、汚れに強く衛生的です。
■後期(生後9〜10ヶ月)は赤ちゃんの様子を見て、フィーディングスプーンと赤ちゃん用スプーンを使い分ける
この時期になると、「自分で食べたい!」とスプーンをつかんだり、手づかみ食べをするようになります。
赤ちゃんがつかみやすいように、持ち手が太くて長いものを用意しておくと安心でしょう。
パパママが食べものをあげる場合は、今まで通り持ち手が細長いフィーディングスプーンでいいですが、赤ちゃんが持って振り回すと危ないので、気をつけましょう。
このように、赤ちゃんの食べたい気持ちを尊重しながら、場合によって使い分けるといいですね。
【おすすめ商品】
フォーク&スプーンBaby 右手用 イエロー 角度付きのフォーク&スプーン:エジソンママ種類:赤ちゃんが自分で持つスプーン
お口にまっすぐ運べる角度がついていることで、手首をうまく動かせない赤ちゃんでもじょうずに食べられます。
手にフィットする持ち手は赤ちゃんの手にも握りやすく、ラバー素材で滑りを防止します。
持ち運びに便利なケースもついているので、おでかけにも使えますね♪
■完了期(1歳前後)になったら、赤ちゃんがしっかり握れるように、持ち手が太くて短めのを
手先が器用になり、自分で食べることが増えます。
赤ちゃんの小さな手でもしっかり握れるように、持ち手が太くて短いものを選ぶといいでしょう。
【おすすめ商品】
フォーク&スプーン プチ カバー付 テラコッタ 人気のアースカラーのカトラリー:エジソンママ
種類:赤ちゃんが自分で持つスプーン
上からも下からも握りやすい太めの持ち手で、持ち方の練習にぴったりなセットです。
テーブルの上に置くときに、先端のステンレス部分が浮くようになっているので、衛生的に使えます。
お名前スペースといって、名前を記入できるスペースがあるので、保育園・幼稚園でも、外出先でも活躍しそうです。
③安全・便利な機能で選ぶ
離乳食スプーンの中には、赤ちゃんが安心して食べられるように、特殊な機能がついたものもあります。
■「ストッパーつき」で口の奥に入れすぎる心配なし
スプーンにストッパーがついたものなら、のどまでスプーンを突っ込んでしまう心配がありません。
初めての離乳食で、まだ慣れないことが多いパパママなら、安全性の高いストッパーつきを選んでみるといいかもしれません。
【おすすめ商品】
はじめてのフィーディングスプーン:ピジョン種類:フィーディングスプーン
赤ちゃんのお口の発達研究から生まれたスプーンです。
ムリに食べさせたり、飲ませたりするのではなく、赤ちゃん自身が適切な量を食べたり飲んだりできるように促すことができます。
スプーンがお口の奥まで入りすぎない「位置決めストッパー」つきです。
■「温度感知機能」があればやけど防止に
大人にとっては熱くなくても、敏感な赤ちゃんには温度に気をつけなければいけません。しかし、赤ちゃんが食べやすい温度は見た目だけではわかりにくいですよね。
温度感知機能がついたスプーンなら、温度で色が変わるので安心して食べさせることができます。
お値段は少々高くなりますが、安全面を重視したいパパママにはおすすめですよ。
【おすすめ商品】
あちちセンサースプーン:キッズミー
種類:赤ちゃん用スプーン
40℃以上になると、スプーンの先が白く変化して熱さをお知らせしてくれます。
また、赤ちゃんの手になじんで持ちやすいグリップで、自分で食べる練習にもぴったりです。
さいごに
離乳食スプーンは、赤ちゃんのお口に直接触れるものです。
パパママと赤ちゃんのお好みに合わせて、食事を楽しくするスプーンを見つけてくださいね♪
猫舌堂は、離乳食の時間がもっと楽しくなるように応援しています!