「猫めし」シリーズでは、「なんとなく食欲がわかない」「食べづらい食材がある」……といったご経験がある方からの、
「今日はこれを食べてみたよ!」
「この食材、こんな食べ方もあるよ!」
のお声を紹介していきます。
「お母ちゃんのお味噌汁」by きむこさん(子宮頸がん* 子宮体がん*)
*子宮頸がんについて、詳しくは がん情報サービス の情報をご参照ください。
*子宮体がんについて、詳しくは がん情報サービス の情報をご参照ください。
私の「猫めし」は、 お母ちゃんのお味噌汁 です。
2度目の抗がん剤治療で入院中、副作用がつらくて病院食もコンビニ食も受け付けられず、点滴で栄養を注入していた私。ある日、トイレで倒れた私を見つけてくれたのは看護師さんでした。
そのことを家族に伝えたところ、それまで一度も病院へ来なかった母が、鰹節をたっぷり使った、きざみ揚げのお味噌汁を持って、お見舞いに来てくれました。
数日間、何も食べられなかった不安な気持ちのまま、恐る恐るお味噌汁を口に含んだ瞬間、おだしが体にしみ渡り、細胞レベルで生き返る感覚が!
「細胞って弾けるんや〜!!」と体内の反応にびっくりしながら、気が付けばペロリと完食していました(°_°)!!!
不思議なもので母の笑顔を見たその日以来、少しずつ口から食べられるようになり、時間はかかったものの無事治療を終えて退院する事ができました。
あれから3年。今も1日1食は『お母ちゃんのお味噌汁』を猫めしにして、ぼちぼちしぶとく生きています。
※記事の内容はその方個人の感想・体験です。すべての人に当てはまるものではありません。